相談から1日で、動く試作へ。
相談から1日で、動く試作へ。
開発対応例|先行車発進・信号変化の検知|試作段階
「停車中、前の車が動き始めたり、信号が変わったりしたことに気づける仕組みを作れないか」。依頼者からのこの相談を受け、1日で試作を形にしました。今あるドライブレコーダーの映像を使い、アイデアを実際の動きで確かめるところへ進めた開発対応例です。
完成した仕様を待つのではなく、何を見れば確かめられるかを考え、まず動くものを作る。その発想と試作までの速さを大切にしています。現在も検証と改良を続けている試作段階の取り組みです。
① 相談の目的を整理する:知りたいのは「何かが動いたこと」ではなく、停車中の信号や前方の状況の変化。まず確かめたい場面を絞ります。
② 手元の映像で試す:新しい機器を揃える前に、既存の録画映像をWindows PCで解析できる形にします。
③ 見て比べ、次を決める:検知した場面を映像と記録で確認し、条件を変えて試せるデモにする。相談と試作の距離を短くし、次の判断につなげます。
録画ファイルを選んで解析し、信号変化または先行車発進の候補を検知した場面で、動画を自動停止できます。「5秒前から再生」で直前の動きを見直し、基準画像と検知画像を並べて比較できます。
停止・移動・不明という自車の状態、信号の候補位置、検知時刻、判定の経過を記録します。信号を見る3つの方式も同じ映像で比較でき、何を調整すると結果が変わるかを確かめられます。
自車の停止は、周辺の景色の動きから推定します。信号は、停車中に安定して見えていた赤の候補と、その近くに現れる青緑の候補を位置と時間の経過で確認します。赤が見えなくなっただけでは、青への変化と扱いません。
先行車の発進は、停車中の画面中央を基準に、その後の変化が続くことから候補を捉えます。現在は車両そのものを識別する方式ではありません。赤信号を認識した履歴がある場合には、主方式で青緑を確認する条件を加え、自車の状態が不明な間は通知を抑えます。
現在は録画映像をPCで解析する検証用の試作です。夜間・雨天・逆光、影や横切る物体、信号と進路の対応など、条件を広げた評価は今後の課題です。矢印信号の方向判定、車載カメラの常時処理、車両制御は現行の対象に含めていません。
通知は状況の変化を知らせるためのもので、発進を判断するのは運転者です。掲載サンプルは特定の録画場面での確認例であり、実交通全体での検知精度を示すものではありません。
今回の「1日」は、この相談から試作を形にした事例です。範囲を絞った初期の検証・試作は、内容によっては、ほぼ一日で形にできます。必要な期間と試す範囲は、テーマや素材に合わせてご相談します。試作・技術検証は10,000円から。ご相談内容を検討し、当社がお引き受けできると判断した案件についてご提案します。費用・作業範囲・スケジュールは着手前に合意し、動作実演と検証結果をご提供します。試作品そのものの納品はありません。
信号が変わる場面と、前の車が動き始める場面を抜粋しました。公開用にナンバー・撮影情報の一部をマスクし、音声を除いています。デモ画面の録画ではなく、解析に使用した映像の紹介です。
サンプル01:信号の変化(6秒)。元映像の8~14秒を抜粋。保存済みの解析記録では、主方式が元映像の12.436秒で変化を確定しています。
サンプル02:先行車の動き(4秒)。元映像の19~23秒を抜粋。保存済みの解析記録では、元映像の21.781秒で先行車発進の候補を検知しています。
検証する場面を増やしながら、サンプル動画も追加していきます。